有機ELと液晶の特徴を併せ持ちます



MSIが、世界初をうたうミニLEDディスプレイ搭載の17型ラップトップPC「Creator 17」を発表しました。ただし、まだミニLEDを搭載するとの情報のみで、詳細は2020年1月7日(現地時間)にラスベガスで開催されるCES 2020で公開するとのことです。

ミニLEDは、液晶ディスプレイのバックライトに用いられる技術。バックライトを画一的に照らすのではなく、いくつかに分割してそれぞれ点灯消灯を制御することで、有機ELのように暗い部分は発光せずにより黒く見せることができ、高コントラストな表現を実現できます。また、液晶ディスプレイと同様に高輝度で、焼き付きにも強いという有機ELと液晶ディスプレイの長所を併せ持つものです。

この特徴から、次期iPadでの採用も噂されるなど、注目を集めている技術です。

CREATOR 17では、1000nitの明るさを持つミニLEDバックライトを採用し、240分割のローカルディミング(部分駆動)を実現。Display HDR 1000に対応するほか、DCI-P3カバー率100%もうたっています。



ディスプレイ以外の情報としては、Type-Cポートからの8K出力をサポートし、最大624MB/秒の速度を持つUHS-III SDカードリーダを搭載。Thunderboltポートからは27W(9V/3A)の出力に対応するとのことです。