サービス終了したらすべてが使えなくなるという

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マウスコンピューターは7月22日、2017年から提供してきたIoT機器「mouse スマートホーム」の製品販売を突如終了し、クラウドサービスの提供も2022年6月30日に終了することを発表しました。

サービス終了後は、スマートフォンアプリの利用ができなくなり、「mouse スマートホーム ルームハブ」に登録しているmouseスマートホーム製品や家電製品などのコントロールができなくなります。

mouse スマートホームは、台湾EQL社と共同開発した製品で、mouse スマートホーム ルームハブを中心に、家電製品のコントロールやショックセンサー、ドアセンサー、スマートプラグ、モーションセンサー、スマートプラグなどといった製品と連携して、通知やコントロールできるもの。2017年に発売されて以降、2018年5月28日の「ショックセンサー」の発売を最後に製品は追加されてきませんでした。対象となる製品は以下のとおりです。
  • mouse スマートホーム スターターキット 「SK01」
  • mouse スマートホーム ルームハブ  「RH01」
  • mouse スマートホーム ショックセンサー 「SS01」
  • mouse スマートホーム スマートLEDライト 「LL01」
  • mouse スマートホーム スマートプラグ  「SP01」
  • mouse スマートホーム モーションセンサー 「MS01」
  • mouse スマートホーム ドアセンサー  「DS01」
  • mouse スマートホーム スマート空気清浄機 「AP01」
  • mouse スマートホーム PM2.5センサー 「PS01」

スマートホームを実現する製品はいくつかありますが、クラウドサービスが終了してしまうと、コントロールが全くできなくなってしまうことは非常に痛い問題でしょう。ほかのアプリからでもコントロールできるのであればいいのですが、現状はそのようなことはないようです。

クラウドサービスはどこからでもアクセスできて非常に便利ですが、サービスが終了してしまうとそれまでの投資が無駄になってしまうという危険性も併せ持っています。生活を便利にする、快適にするツールも"ただの箱"になりかねないので、囲い込みを考えずに汎用性をもたせて、さまざまなサービスから利用できるようにしてほしいなどと、いろいろ考えさせられる発表でしょう。