タグ:5眼スマホ

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ワンタップで毛穴まで。

日本進出と噂のXiaomiから、超高画素センサーを積んだスマホ「CC9 Pro」が発表されました。背面は5眼カメラで、そのうちの1つはなんと108MP(1億800万画素)。

それでいて2,799人民元(約4万2000円)からだというのだから驚きです。

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ほかの背面カメラは、光学5倍ズームの5MP望遠カメラ、視野角117度の12MP超広角カメラ、接写に便利な2MPマクロカメラ、そしてポートレートモードをアシストする12MP望遠カメラと盛り盛り。端的いえば、近年の多眼スマホのカメラハードウェアトレンドを全部取り入れた感じですね。ソフトウェア面がどれほど成熟しているかは気になるところ。

そのほかのスペックでいうと、プロセッサーがSnapdragon 730Gでミドルクラス、バッテリーが5,260mAhで特大クラス、RAM・ストレージが6/8GB・128/256GBで普通クラス。3.5mmヘッドホンジャックと画面内指紋センサーも内蔵していて、画面は有機ELで6.47インチと大きめ。全体的にスキの少ない造りですね。

日本でも発売されるかなー?


このアプローチを極めたら背面が水玉模様になりそう


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ノキアブランドの携帯電話を設計販売するHMD Globalが2月24日に発表した「Nokia 9 PureView」がスペイン・バルセロナに開催中の「MWC 2019」のノキアブースで展示されていました。

Nokiaの「PureView」ブランドは、カメラを強化したスマートフォンだけに与えられています。初代はSymbian OS搭載のNokia 808 PureView(2012年発売)。800万画素カメラのiPhone 4Sと同時期に登場しながら、4100万画素の高解像度カメラを搭載していました。

その後、ノキアは主力OSをWindows Phoneに転向し、PureViewブランドはWindowsに受け継がれました。そして、ノキアが携帯電話事業をマイクロソフトに売却。マイクロソフトも携帯電話製造から撤退。その組織の一部とNokiaブランドは、ノキアの元従業員が立ち上げたHMD Globalという企業に受け継がれています。

そして今回の「Nokia 9 PureView」は、HMD Globalとして初めてのPureViewスマホで、PureViewブランドとして初めてのAndroidスマートフォンとなっています。

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▲Nokia 9 PureView

これまでのPureViewスマホでは、高解像度なイメージセンサーを搭載していましたが、Nokia 9 PureViewのアプローチはそれとはやや異なります。「レンズを5つ搭載して、多くの光量を集める」という手法です。

MWC 2019の展示では、スマートフォンが壁沿いに固定されていたことから、多くの被写体をためすことはできませんでした。ただし、「Nokia 9 PureViewで撮影された写真」があらかじめ用意されてており、それを見る限りでは、色味の精彩さやモノクロ画像の階調表現の高さは、単なるこけおどし以上のものを持っていることがわかります。

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カメラのイメージセンサーで多くの光を集められれば、暗所でもはっきり撮影できるという点で有利です。一方で、スマホ向けのイメージセンサーは小さく、コンパクトデジカメほど大きなセンサーを積もうとすると(たとえば、Lumia 1020 PureViewのように)、厚みがでてしまいます。

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▲Lumia 1020 PureView

そこで、Nokia 9 PureViewでは、5つのイメージセンサーで同時に撮影し、その画像を合成処理して1枚の写真を作りすアプローチを採用しています。そうすることで、HMD Globalの説明では「同じタイプの単一カラーセンサーよりも最大で10倍多くの光量を集められる」といいます。

5つのカメラのうち2つがカラーセンサーで、3つがモノクローム(白黒)イメージセンサーとなっています。レンズは5つともZEISS(カール・ツァイス)製でF1.82、センサーサイズも共通で1200万画素となっています。

モノクロのイメージセンサーは解像感の記録に適しているため、モノクロセンサーにカラーセンサーから得た色情報を乗せると、カラーセンサー単独よりもくっきりとした映像が得られます。

そして、Nokia 9 PureViewで撮影した写真は、すべてHDRになります。複数のセンサーで記録する感度を変えて同時に撮影し、合成することで、光が少ない部分から光が多すぎて白飛びになる部分まで、色を忠実に記録できるというわけです。


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Nokia 9 PureViewのカメラ部を見ると、5つのカメラ以外に2つの穴があるのに気づきます。1つはフラッシュで、もう1つはToFセンサーです。これは被写体までの距離を検出するもので、3D映像の撮影するカメラにも使われています。

このToFセンサーがあることで、一眼レフカメラで撮ったようなボケ味を合成で追加したり、フォーカスの位置を後から編集したりできます。

これら1つ1つの画像処理技術は特に新しいものではなく、サムスンやファーウェイのスマートフォンでは数年前から搭載されています。Nokia 9 PureViewは、いわばそれらの技術の贅沢盛りと言えます。

一眼に近い巨大センサーを積んでいた「Nokia 808 PureView」とは、"理想のカメラスマホ"を目指すアプローチがずいぶん変わっています。この戦略の転換は、7年の間のチップセットの処理能力の飛躍的向上、画像処理技術の発展を踏まえると納得できるものでしょう。

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なお、Nokia 9 PureViewは、「Android One」スマートフォンでもあり、UI(ユーザーインターフェース)のカスタマイズは最小限に抑えられています。たとえば前述した、フォーカス位置を後から変える編集機能も、Google フォトアプリに組み込まれています。

価格も699ドル(約7万7000円)とお手頃で、「カメラ"だけ"いいスマホが欲しい」という人にはまさにしっくりハマりそうです。HMD Globalが日本で展開していないのが残念と思ってしまうくらい、魅力的なPureViewsスマホでした。


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