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6.1インチモデルが2つに?



新型の主力iPhone発売は、ここ数年は秋が恒例となっています。が、このリリース時期が2021年には年の前半と後半の2回に変更されるとの予測を、大手金融機関JPモルガンのアナリストが発表しました。

アップルは2011年のiPhone 4S以降、毎年9月頃にiPhoneの主力モデルを一度にリリースしています。が、JPモルガンのアナリストは2021年の前半(おそらく3月〜6月)と後半(9月の前後)に、それぞれ2モデルずつがリリースされるとの見通しを述べています。

アナリストによれば、こうした2段階のリリースサイクルにすることで、アップルはiPhoneに関する「季節性の円滑化」、すなわち季節による売上の変動を抑えられるとのことです。現在のiPhone出荷台数は1年を通じて大きな波がありますが、そのリリース時期を春と秋に分ければ、アップルの収益はより安定し、マクロ経済の変動の影響を受けにくくなるというわけです。

さらに新モデルを1年に2回投入することで、市場の反応に応じてより迅速に設計が変更できるようになり、「製品サイクルのミス」に晒されるのを抑えられると述べられています。不評なモデルで1年やりくりするのではなく、その評判を次期製品に反映して挽回しやすくなるということでしょう。

アップルは春に何度か新型iPhoneをリリースしていますが、フラッグシップモデルではありませんでした。たとえば2016年3月に発売されたiPhone SEは「iPhone 5sにiPhone 6sと同等の性能」を搭載したモデルであり、噂のiPhone SE2(仮)も「iPhone 8ボディに最新のA13チップやメモリ3GB」と予測されており、主力機ではないと見られています。また2018年4月発売のiPhone 8/8 Plus(RED)も既存モデルの色替えでした。

アナリストは、2020年のiPhone主力モデルが初の4機種になるとも予測しています。これまでも画面サイズが5.4インチ/6.1インチ/6.7インチの3つになると噂されていましたが、そのうち6.1インチが2種類になるとのこと。そして4モデル全てが5G対応になり、ハイエンドのProモデルは3Dセンサーを搭載してAR機能も強化されるとの期待を述べています。

米9to5Macは、もしも2021年以降のiPhoneが春と秋の2回リリースとなれば、サムスンと足並みをそろえることになると指摘しています。サムスンは春にGalaxy Sシリーズ、秋にGalaxy Noteシリーズと1年に2回ハイエンド機をリリースしていますが、アップルもスマートフォン業界で世界一のシェアを誇るライバルを倣うのかもしれません。


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はてさて、どんなプロダクトになるのやら…

ここのところ噂の絶えない、「iPhone SE2(iPhone SE後継機)」。そんなiPhone SEの最新情報として、iPhone 8風のデザインになるとの情報が伝わっています。

実績あるアナリストことミンチー・クオ氏によると、iPhone SE2のデザインはiPhone 8と非常に似たものになります。一方で、プロセッサはA13でRAMは3GBと最新スペックに。また64GBと128GBのストレージオプションが用意され、本体色はシルバー/スペース・グレー/レッドの3色になるというのです。

一方、iPhone 8に搭載されていた感圧式ディスプレイこと「3D Touch」は搭載されず。最新のiPhone 11シリーズでも3D Touchは省略されていましたが、やはりOS機能の統一やコストなどの関係で、3D Touchは廃止される運命なのかもしれません。

個人的にはiPhone SEのような角張ったデザインが好きなのですが、もしディスプレイサイズも大きくなるのだとすれば、丸みを帯びたiPhone 8風デザインのほうが持ちやすいのかもしれません。お求めやすいiPhoneがとうとう復活するのか、来年のAppleの動きに注目したいですね。

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